私たちは日々、さまざまな人と関わりながら生きています。
家族、友人、職場の同僚、パートナー…。
どんなに仲の良い人でも、ふとした瞬間にこう思うことはありませんか?
「どうして分かってくれないんだろう?」
でも、その相手もきっと同じように思っているのです。
「自分こそが正しい」と。
🕉️ 正しさのぶつかり合いが「行き違い」を生む
ヨガの哲学では、「私たちは自分の見たいように世界を見ている」と説かれます。
これはサンスクリット語で 「アヴィディヤー(無知)」 と呼ばれ、
“真実を見誤ること” を意味します。
「自分の考え」や「感じ方」は、過去の経験・環境・価値観の積み重ね。
それは間違いではないけれど、唯一の正解でもないのです。
だからこそ、
相手の言葉が違って聞こえるとき、
それはもしかしたら“自分の正しさ”が少し強く前に出ているサインかもしれません。
🌼 ヨガのプラクティスが気づかせてくれること
マットの上でアーサナ(ポーズ)をとっていると、
「今日は体が重いな」「呼吸が浅いな」と感じる日もあります。
でも、その“感じ方”もまた一時的なもの。
昨日の自分と今日の自分が違うように、
他の誰かの“感じ方”も違うのです。
ヨガを通して少しずつ、
「相手の感じ方も正しい」
「私の感じ方もただの一つの見方」
そう思えるようになると、人間関係がふっと柔らかくほどけていきます。
🌿 正しさを超えるやさしさ
“自分が正しい”という思いを少し横に置いて、
“相手がどう感じているか”に静かに耳を傾けてみましょう。
それは負けることでも、譲ることでもありません。
ヨガの教えでいう「アヒンサー(非暴力)」や「サティヤ(真実)」の実践です。
心の柔軟性を育てること。
それこそが、日々のヨガの一番深い練習なのかもしれません。
🍂 今日のマットの上で
「正しさ」ではなく、「やさしさ」で呼吸してみましょう。
その一呼吸が、行き違いを理解に変える第一歩になります。
「正しさより、あたたかさを。今日もそれぞれの呼吸の中で。」
― YOGA STUDIO 710
今週も、穏やかな呼吸とともに
Namaste🙏
YOGASTUDIO710
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