
「もっとこうなったら幸せになれる」
「これさえ手に入れば、私は満たされる」
そんなふうに、私たちはいつの間にか、“幸せ”を外に探してしまいがちです。
でもヨガの教えは、
「幸せは、もともと自分の内側にあるもの」
だと教えてくれます。
外の世界に幸せを預けてしまうと…
「仕事がうまくいったから幸せ」
「誰かに褒めてもらったから嬉しい」
「理想の体型になったら、自信が持てるかも」
そんなふうに、幸せの鍵を“外の出来事”に預けてしまうと、
その出来事が変わったとき、私たちの気持ちもぐらぐらと揺れてしまいます。
実際のところ、外の世界はいつも変化しています。
天気も、人の気分も、社会の流れも、自分の体の調子さえも——
どれひとつ、ずっと同じではありません。
だからこそ、外の条件がそろったときだけ幸せでいようとすると、ずっと追いかけ続けることになってしまうのです。
幸せは「感じるもの」
ヨガでは、
「幸せとは状態ではなく、感覚(feeling)」だと考えます。
つまり、
「幸せになる」ではなく、
「幸せを感じられる自分でいる」ことが大切。
呼吸が整っているとき。
心が静かに落ち着いているとき。
誰かのあたたかさにふと気づけたとき。
そんな瞬間、特別なことがなくても、
「なんだか、今、しあわせだな」と感じることがあるはずです。
それこそが、自分の内にある幸せ。
外に探しに行かなくても、
すでに自分の中に流れているものに、気づいていくことが、ヨガ的な「幸せの在り方」です。
幸せの入口は「いま、ここ」にある
ヨガの練習を通して、私たちは体と呼吸を丁寧に感じます。
それは、「いま、ここ」に意識を戻す時間。
未来でも過去でもなく、“いまの自分”にちゃんと触れているとき、
小さな幸せは自然と立ち上がってきます。
それは、大きくて華やかなものではないかもしれないけれど、
穏やかで、静かで、でも消えないもの。
そんな“幸せの感覚”に気づける自分を育てていくことが、
ヨガが教えてくれる、ほんとうの豊かさかもしれません。
おわりに
もし今、
「もっと何かがあれば」
「この状況が変われば」
と思っていたとしたら、どうか少しだけ立ち止まって、呼吸を感じてみてください。
その呼吸が続いている限り、
あなたの内側には、いつでも幸せの種があります。
外の世界がどうであれ、
「私は私で、すでに大丈夫」と感じられる時間を、少しずつ増やしていけますように。
今週も、スタジオで、画面越しで、同じ空の下で。
静かに、自分の幸せに触れていく時間をご一緒できたら嬉しいです🕊️
Namaste🙏
YOGASTUDIO710
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